監督の思い

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神戸電鉄粟生線は、私が子供の頃から乗っていた愛着のある鉄道です。
高校生の時は、毎日、通学に使い、ギューギュー詰めのラッシュにゆられていました。

それが今や乗客が減り、存続が危ぶまれています。
あたり前にあるものがなくなってしまう。想像しにくいと思います。

例えば、鉄道がなくなった時、高校生の毎日の通学を親が送り迎えできるのか?
車を運転できないお年寄りの移動手段はどうなるのか?

私も映画を作ることになって初めて細かな課題を知りました。
こういった課題に正解はありません。ただ、関わる方みなさんに、真剣に考えてほしい。
この映画が考えるきっかけになって欲しい。
そして、三木や神戸電鉄粟生線が少しでも活気づいて欲しい。そんな思いでこの映画に取り組んでいます。

監督 小西イサオ